プログラマーの募集のコツは?優秀な人材を確保するためのポイントを解説
IT関係の企業にとって、プログラマーはなくてはならない重要な職種です。
デジタル化の推進に伴ってプログラマー職の需要が高まり、人手不足に悩む会社も少なくないでしょう。
企業にとって最適なプログラマーを採用するためには、募集のやり方にいくつかコツがあります。
ここでは、プログラマーの募集で重要なポイントから最近の求人の動向まで、まとめて解説いたします。
プログラマーの募集を始める前のチェックポイント
プログラマーは慢性的な人材不足です。
採用を急ぐ気持ちはわかりますが、やみくもに「プログラマー募集」とだけ書いた求人を出してしまっては、獲得競争の中で埋もれてしまいます。
さっそく、プログラマーの募集を始める前の以下のチェックポイントを確認しましょう。
まずは社内の案件状況の整理から
どんなプログラマーを採用したいかを明確に
必要なプログラミング言語は?
開発メンバーや現職のプログラマーの意見も参考に
1つずつ解説していきます。
1.まずは社内の案件状況の整理から
当然のことのようですが、案外これができていないまま募集を進めてしまい応募者と企業のミスマッチが発生してしまう……ということはよくあります。
まずは、なぜ今社内でプログラマーが必要なのかを分析しましょう。
実際に現場で働くプログラマーやエンジニアからヒアリングすることで、案件状況がわかり、どのようなプログラマーを採用することで解決をするのかが見えてくるはずです。
また、社内の状況をきちんと理解した上で面接などの採用試験を進めることで、最適な質問や判断ができるようになります。
2.どんなプログラマーを採用したいかを明確に
プログラマーを採用する上で大切なのは、理想的な人物像を具体的にしておくことです。これを「ペルソナ」と呼びます。
現実的には難しい内容だったとしても、まずは100%採用したいペルソナを設定します。そうすることで、応募者に対してそのペルソナにどれだけ近いかという基準で判断することができます。
そしてペルソナの設定は、社内の採用担当者の認識を統一する役目もあります。
求める人物像がバラバラでは、面接時の質問内容が実務とズレてしまったり、応募者に悪い印象を与えてしまう可能性があるので大切なポイントです。
3.必要なプログラミング言語は?
プログラマーには、得意なプログラミング言語というものがあります。
また、企業ごとに使用しているプログラミング言語は異なります。
ここのマッチングがプログラマー採用では非常に重要です。
募集要項の求めるスキルには、「使用する言語」はもちろん、その言語をどのように仕事で扱っているのかまで詳しく書くことで、企業に最適なプログラマーが見つかります。
現在、国内で多く利用されている言語はJava、PHP、JavaScriptなどです。
国内における求人が多い言語ランキング
参考:https://freelance-start.com/articles/554
これとは別に、プログラマーに人気な言語というものも存在します。(Python、Rubyなど)
プログラマーの応募をかける際には、将来性を考えて、流行りの言語の動向も掴んでおくといいでしょう。
4.開発メンバーや現職のプログラマーの意見も参考に
プログラマーの仕事は、PCでプログラムを組む作業だけではありません。
開発メンバーや他のプログラマーとのやりとりといった、社内コミュニケーションも重要な仕事のうちです。
そのため、採用を行う際は面接に現場の社員も参加してもらうようにしましょう。
プログラミングのスキルがあればあとは何も望まない、というわけにはいきません。
採用後に実務についてから、一緒に仕事をする社員の意見も反映させた採用活動ができるようにしましょう。
優秀なプログラマーを採用するための募集要項の書き方
プログラマーの募集は、求人票や募集要項の書き方ひとつで他社との差がつきます。
大切なポイントは、求人票を見た求職中のプログラマーに「この会社が求めているプログラマーは自分だ」と思わせることです。
そのためには、具体的な内容が簡潔にまとまった募集要項になるようにしましょう。
要点を3つ解説いたします。
1.職務内容を明確に
職務内容は最も重要な項目です。大量の求人票の中から自分に合った仕事を探している時、まず目に留まるのは職務内容でしょう。
プログラマーの場合は、業務の範囲を明確にすることが大切です。
「どの言語を使って」、「開発から運用まで」または「開発から保守まで」といった形で記載しましょう。
開発するシステムやソフトウェアの概要や目的も、可能な範囲で明記するとなお良いでしょう。
企業によっては、毎日の職務の内容をタイムスケジュール形式で書くこともあります。
このような形式は、日々の業務量の具体的なイメージがつきやすいというメリットがありますが、仕事内容によって向き不向きがあるので、ミスマッチを誘発する可能性も考慮しましょう。
2.求める経験やスキル
プログラミング専攻の学部を修了した新卒の採用であれば問題ない内容ですが、経験者の中途採用の場合、どのような業務経験やスキルを求めるのかを具体的に書く必要があります。
比較的高めの報酬で優秀な人材を雇いたいという場合は、「◯◯を用いたシステム開発実務経験3年以上」というような応募条件を提示しても良いでしょう。
ただし報酬や待遇が見合わなければ逆効果となってしまう可能性もあるので、慎重に設定する必要があります。
転職においてよく言われる「即戦力」な人材かどうかは、実務経験やスキルで決まると言えます。
応募フォームに実務経験を入力してもらう項目を必須で作るなど、工夫して応募者の吟味ができるようにしましょう。
3.外部とのコミュニケーション能力も求められる?
プログラマーの仕事内容に、クライアントとのコミュニケーションが含まれるかどうかは募集要項に明記しましょう。
クライアントとのコミュニケーションとは主に、新しいシステム(またはソフトウェア)の立案や、仕様のヒアリングなどです。
システムエンジニアがその役割を担うこともありますが、システムの内容によってはプログラマーが直接やりとりをする必要があります。
コミュニケーションの範囲は、プログラマーによって向き不向きがあります。採用してから、業務のミスマッチが起こらないよう、このような内容にも配慮しましょう。
プログラマーを募集するための方法3選
募集要項が決まったら、いよいよ募集をかけます。
主な募集の方法を3つに絞って解説いたします。
自社サイトに募集要項を掲載する
求人サイトに求人票を掲載する
エージェントを活用する
1.自社サイトに募集要項を掲載する
まずは自社サイトに採用ページと募集要項を掲載するという方法です。
採用ページのデザインの自由度が高いため、応募者へ自社のスタイルを最大限アピールできるというメリットがあります。
募集要項に限らず、企業としての理念や方針も掲載すれば、「この会社は自分に合っているな」と思ったプログラマーからの応募が期待できます。
しかし、難点としては応募者がこのWebページに辿り着かなくては意味がないという点です。
これによって、潜在的な人材には求人が届きにくいという側面があります。
2.求人サイトに求人票を掲載する
求人サイトに掲載することで、潜在的な人材にも広く求人を見てもらうことができます。
応募者が登録しているプロフィール(経験・希望条件など)に合わせて、マッチ度の高い企業をおすすめする機能も、求人サイトならではです。
ただし、求人サイトの場合、求人内容が掲載されたページは全て同じフォーマットになってしまい、文字による情報が多くなってしまう傾向があります。
求人サイトに掲載する場合は、限られたスタイルで他社との差別化をすることが重要なポイントになります。
3.エージェントを活用する
転職エージェントの仲介で、企業と人材をマッチングする方法です。
企業が求める「スキル」「プログラミング言語」「必要な経験」などが明確になっているほど、ベストな人材が見つかりやすくなります。
また、実際の面接の前にエージェントが企業と応募者のマッチ度を確認するので、効率よく採用活動を進めることができます。
業界に精通したエージェントを選べば、募集を始める前に業界全体の求人状況などに関して相談ができることもメリットです。
プログラマーの募集には最も適している方法であると言えるでしょう。
プログラマー募集の最近の動向とは?
未経験者を育成する求人が増えている
近年のプログラマー不足の流れを受けて、「プログラミングスクール」というものが多く開校しています。そのほとんどが「未経験者歓迎」「未経験から3ヶ月でプログラマーとしての転職を保証」といった謳い文句を掲げています。
同様に、企業が未経験者を採用し、入社後3ヶ月間で独自のプログラミング教育研修を行ってプログラマーとして育成するというスタイルの求人も増えています。
期間とコストはかかりますが、自社の業務内容に特化したプログラマーを求めている場合や、どうしてもプログラマーの応募が集まらない場合には検討してみてもいいでしょう。
IT業界も「働き方重視」の時代へ
プログラマーに限らず、IT業界のシステム開発は業務量が多く残業や休日出勤が当たり前……というイメージを持たれています。
しかし、2018年6月29日に成立した「働き方改革関連法」によって、IT業界も労働環境への意識が変わりました。
プログラマーであっても、定時で退社し代休や有給も取得できるように改善され、働く側から企業へ働きやすい環境を求めることが当たり前の世の中となっています。
募集を行う際は、企業としてワークライフバランスを重視していることをアピールすると良いでしょう。
募集要項に、労働環境に関する記載が無いと、面接で残業時間や業務量についての突っ込んだ質問が来ることが多いです。
採用活動をきっかけに、社内の労働環境を見直すことも大切です。
プログラマーの募集なら「ボーダーレスパートナーズ」へご相談ください
ここまで、プログラマーの募集に関して解説をいたしました。
どの企業も、優秀なプログラマーを採用したい気持ちは同じです。
報酬を上げたり好待遇を保証したりするだけでは、企業にとって最適なプログラマーの採用にはつながりません。
まずはIT業界の人材に強いエージェント「ボーダーレスパートナーズ」にご相談ください。
ボーダーレスパートナーズなら、企業とベストな人材のマッチングができます。
人材不足を解決するため、まずはご相談からお気軽にご連絡ください。